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【複素解析】除去可能特異点と積分で使う分だけ解説

除去可能特異点積分で使う分だけ解説

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はじめに

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この記事では『除去可能特異点』を確認します。

※勉強したことの復習のついでに自分なりにまとめたものを載せときます。

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 複素関数のおすすめ記事です↓ 見てね!!

dodgson.hatenablog.com

◎できれば記事の最後まで読んでくれると助かります。

 

除去可能特異点

除去可能特異点について確認したいところだが、Wikiに先を越されてしまった。

ショック…

そこで、詳しい解説はそちらに任せて、実際に積分で使う分だけ確認する。

留数定理のときなどで役立つので覚えておこう。

 

除去可能特異点を使う積分の例

例として、

\dfrac{\sin z}{z}

\dfrac{e^{iz}-1}{z\left( z^{2}+4\right) }

などがある。

両方、z=0で除去可能特異点となる。

 

なので、

\dfrac{e^{iz}-1}{z\left( z^{2}+4\right) }

これを解いていくなら、極はz=\pm 2iの1位のものだけとしていけばよい。

 

試しに

\int ^{\infty }_{-\infty }\dfrac{e^{ix}-1}{x\left( x^{2}+4\right) }dx

これをやってみると、

\dfrac{e^{i\cdot 2i}-1}{2i\cdot \left( 2i+2i\right) }=\dfrac{e^{-2}-1}{-8}=\dfrac{1-e^{-2}}{8}なので、


 \int ^{\infty }_{-\infty }\dfrac{e^{ix}-1}{x\left( x^{2}+4\right) }dx=\begin{aligned}2\pi i \mathrm{Res}\left( 2i\right) =2\pi i\cdot \dfrac{1-e^{-2}}{8}\ =\dfrac{\pi i}{4}\left( 1-e^{-2}\right) \end{aligned}

スマホの場合、横にスクロールして解が見れます。

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