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【厳選四冊】数学科が勧める複素関数の参考書【複素解析】

【厳選】数学科が勧める複素関数の参考書

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こんにちは、ドジソンです。

普段は『その場で勉強できる』を意識して大学数学記事を書いている者です。

参考:即解決!大学数学まとめ【院試まで使える】 - ドジソンの本棚

 

上でも十分ですが、それより先を求める方に。

今回は大学数学の複素関数複素解析)のおすすめ参考書(教科書)をご紹介します。

例えば≫この本です。

厳選!複素関数

それでは見ていきます。

場合によって様々なので

自分に合ったものを見つけましょう!

 

1.急いでいる方向け

『道具としての複素関数』涌井 貞美(2017):日本実業出版社

 

この書籍は、複素関数複素解析)についての基礎理論をわかりやすく紹介しています。

また、複素関数をより直感的に理解できるように設計されており、難解な数学記号や冗長な説明を排除し、「複素関数の素晴らしさ」を読者に伝えています。

理系の大学生や技術者、そして大学の副読本としても おすすめの一冊です。
複素関数を使いこなすための必須ツールとして、ぜひ手に取ってみてください。

 

2、とにかく実力を付けたい方向け

複素関数入門』ジェームズ・ウォード・ブラウン、 リュウエル・V.チャーチル(2008)数学書

 

この書籍は、大学理工系や教育系、高専の学生向けの素晴らしい教科書兼参考書です。

内容は数学的に厳密でありながら、読者が容易に理解できるよう工夫されています。

さらに、章末に500題以上の豊富な練習問題が用意されており、演習書としても非常に適しています。

複素関数に関する知識を習得し、実践的に活用したい学生にとって、必携の一冊です。

 

※○○演習という本は他にもありますが、買うとすればこの本か、次の『関数論演習』でしょうね。

自分のレベルにあった方を選びましょう。

 

『関数論演習』藤家 龍雄 (著), 岸 正倫 (著)(1993)サイエンス社

内容としては、上で紹介した本とほぼ同じです。

問題量が多く、レベルも高いのが特徴です。

試験や院試対策、さらに実力を付けたい方はこちらもおすすめです。

 

3、時間がある場合(大学2,3年くらい)

複素解析』L.V.アールフォルス(1982)現代数学社

アールフォルスの複素解析は有名なので皆さん知っているはずです。

レベルが(かなり)高いので二周目、三周目の学習に使うとちょうど良いくらいです。

複素関数について深く研究したい、卒論や修論でテーマとして使いたいという方は買っておくべき一冊となります。

しかしながら、問題練習などは無いので、その点は注意すべきでしょう。

 

以上、厳選四冊でした。

 

さらにレベルの高い複素関数

洋書でさらにレベルの高い複素関数を勉強して見ませんか?

下の記事で解説していますので、是非参考にしてください。

dodgson.hatenablog.com

 

あわせて読みたいおすすめ参考書

卒論・修論作成時に、LaTeXを使用する必要があります。

※参考:LaTeX - Wikipedia

しかしながら、忙しい時期に追加で覚えることが増えると、時間が無く困ります。

そこで、筆者(私)が作成した『はじめてのLaTeX ~初心者向け入門書~』がおすすめです。

 

本書は、初心者向けにわかりやすく、可能な限り早く習得するために作成しました。

本記事初めに紹介した複素関数の参考書と同様に、≫Kindle Unlimitedの利用者であれば無料で読めます。

また、こちらも通常購入をする場合でもかなり安く買うことができます。

興味がある方は、是非!

 

≫Kindle Unlimitedに登録すると、30日間無料で利用でき、他者出版物の対象書籍も読み放題になります。興味がある方は、是非お試しください。

 

おわりに&まとめ

本記事では、複素関数の勉強で特におすすめできる参考書を紹介しました。

さいごに、上で紹介したものを再掲します。

 

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【参考書(紙)】