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【微分方程式500問】7,未定係数法と特解(多項式)

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今回から未定係数法と特解についてやっていきます。
多項式、sin、cos、指数関数eでそれぞれ分けてします。

※前回までの記事(全部)はここから見れます⇩
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特解と未定係数法

初めなので簡単に説明しておきますが、
定数係数の微分方程式y'+ay=f\left( t\right))が与えられ、その特解をsとすると、
一般解がy=s+ce^{-G\left( t\right) }となります。

このG\left( t\right)は原始関数、というより単にatで考えていいでしょう。

そしてこれが使えるのはf\left( t\right)多項式、sin、cos、指数関数eのときのみです。(その組み合わせもOK)

多項式の場合

y'-2y=t^{2}+t+1について一般解を求めます。

まずは特解を知りたいので、
y=\alpha t^{2}+\beta t+\gammaと置いてやります。
このとき、y'=2\alpha t+\betaであるので
これを上の式に代入し、


\begin{aligned}\left( 2\alpha t+\beta \right) -2\left( \alpha t^{2}+\beta t+\gamma \right) =t^{2}+t+1\end{aligned}
より、
-2\alpha =1
2\alpha -2\beta =1
\beta -2\gamma =1
とわかりますので、これを解いて、
\alpha =-\dfrac{1}{2},\beta =-1,\gamma =-1です。

よって特解は-\frac{t^{2}}{2}-t-1です。

したがって一般解は、
y=-\dfrac{t^{2}}{2}-t-1+ce^{2t}と求まります。

確認ついでに簡単なものを解いておきましょう。
① y'+4y=-t

② 2y'+y=t+1

① y=-\frac{t}{4}+\dfrac{1}{16}+ce^{-4t}

② y=t-1+ce^{-\frac{t}{2}}

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今回も3問終了、( ..)φメモメモ。

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