ドジソンの本棚

上の『大学数学』から数学記事検索が簡単にできます

ドジソンの本棚

本サイトはプロモーションを含みます

ビュフォンの針問題の確率を求めよう

はじめに

※間違い、ご指摘などがあれば(https://twitter.com/Dodgson_007)のDMにご連絡ください。
お問い合わせフォームからもどうぞ(https://dodgson.hatenablog.com/about

★この記事について(数学記事のQ&A - ドジソンの本棚

◎できれば記事の最後まで読んでくれると助かります。

≫数学記事まとめはこちら

≫確率統計を勉強するならこの本

 

ビュフォンの針の問題とは?

書や問によって変数の指定にばらつきがあるが、解は同じ。

問:
間隔mの平行線群が平面上にあり、そこに長さlの針を落とした時、
平行線と交わる確率を求める。
ただし、m>l(間隔より針が短くなる)ものとする。

図を使う。下図を見てほしい。
f:id:Dodgson:20210927001205p:plain
針が平行線と交わるためには、
図より、xx\leq l\cos \thetaとなる必要がある。

また、\thetaについて、針と線のなす角で小さい方であるとする。
このため、0\leq \theta\leq \dfrac{\pi }{2}となる。

よって、求める確率をPとすると、
P=\dfrac{l\displaystyle\int ^{\dfrac{\pi }{2}}_{0}\cos \theta d\theta }{\displaystyle\int ^{\dfrac{\pi }{2}}_{0}md\theta }=\dfrac{2l}{m\pi }

おわり。
上の式は、\dfrac{針が取る面積}{間隔mでの全体の面積}による。

おすすめ記事

数学記事まとめ↓
dodgson.hatenablog.com