ここでは弱収束すれば、その極限は唯一つであることを示します。
問→解の順で見ていくので、問の時点で一度解いておくとよいでしょう。
問:
が弱収束すれば、その極限は唯一つである。
解:
(まずは極限が二つあるとします)
であるとする。(☆)
(このwは弱収束を表します)
に対し、
・・・①
を示せばよい。
(極限の一意性の証明なので、一度二つにわける操作をするので、お馴染みのを使います)
(☆)より、
となるので、
よって①がいえたので、
したがって、極限は唯一つである。
おわりに
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