ドジソンの本棚

上の『大学数学』から数学記事検索が簡単にできます

ドジソンの本棚

本サイトはプロモーションを含みます

【正則行列】行列の転置とその逆行列は?証明付き

はじめに

ここでは正則行列で転置、その逆行列について確認します。証明付きです。
スマホから見ている場合は、長い数式は横にスライドして見ることができます。

正則行列ならば転置は?

正則行列ならば転置も正則である。
まずはこれを示そう。

正則行列Aとすると
逆行列が存在し、
AA^{-1}=A^{-1}A=Eが成立する。
念のためにいっておくとE単位行列

両辺を転置させると、
\left( AA^{-1}\right) ^{T}=\left( A^{-1}A\right) ^{T}=E^{T}
となる。

転置行列の性質より、上式は、
\left( A^{-1}\right) ^{T}A^{T}=A^{T}\left( A^{-1}\right) ^{T}=E
と表される。
ここで、単位行列の転置は単位行列になるので、
E^{T}=Eとした。

よって、転置しても正則となる。

逆行列は?

上式のA^{T}に注目してみると、
\left( A^{-1}\right) ^{T}=\left( A^{T}\right) ^{-1}
であることがわかる。
よって、正則なら、逆行列と転置の入れ替え可能となることがわかった。

レポート・論文作成に必要!

レポート・論文作成に必須となるLaTeXの解説書を出版しました。

初心者向けに解説していますので、よければ是非。

LaTeXは、高品質な文書を作成するための組版システムです。専門的な論文やレポート、プレゼンテーションなどの作成によく用いられ、美しいレイアウトや数式の表現が特徴です。TeXという組版システムをベースにしており、複雑な文書も簡単に作成できることが利点の一つです。

✔初心者向け入門書!初めの1冊にもおすすめ!
Kindle Unlimitedに対応!
✔綺麗&美しい文章作成ができる!レポート・論文でも使える!
電子書籍だから、いつでも見れる&使える!

≫Kindle Unlimited

線形代数参考書

初学者向け⇩
dodgson.hatenablog.com

おすすめ記事

数学記事まとめ(勉強に使えます)
dodgson.hatenablog.com