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【集合位相】集合論の基礎#2(和集合と共通部分)


ここでは、集合論の基礎確認をします。
動画でも解説していますので、よければそちらも見て下さい。

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和集合と共通部分

集合の間の演算には、和集合と共通部分があります。

和集合

2つの集合AとBについて、それぞれの集合に含まれる全ての要素を集めた集合をAとBの和集合といい、記号で表すと次のようになります。

A\cup B = \{ x\mid x \in A または x \in B \}

例えば、集合A=\{1,2,3\}と集合B=\{2,3,4\}がある場合、これらの和集合は次のようになります。

A\cup B = \{1, 2, 3, 4\}
和集合は、両方の集合に含まれる要素を重複して数えないように集められます。

和集合の性質

和集合には以下のような性質があります。

交換律
A∪B=B∪A

結合律
(A∪B)∪C=A∪(B∪C)

分配律※共通部分『∩』については下を参照。
A∪(B∩C)=(A∪B)∩(A∪C)

共通部分

2つの集合AとBについて、両方の集合に含まれる要素から成る集合をAとBの共通部分といい、記号で表すと次のようになります。
A\cap B = \{ x \mid x \in A かつ x \in B \}

例えば、集合A=\{1,2,3\}と集合B=\{2,3,4\}がある場合、これらの共通部分は次のようになります。
A∩B=\{2,3\}

共通部分の性質

共通部分には以下のような性質があります。

交換律
A∩B=B∩A

結合律
(A∩B)∩C=A∩(B∩C)

分配律
A∩(B∪C)=(A∩B)∪(A∩C)

和集合と共通部分は、集合論において非常に重要な役割を果たしています。
また、これらの演算は数学的な表現や議論に頻繁に用いられるため、しっかりと理解することが求められます。

続きます→
dodgson.hatenablog.com

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おわりに&おすすめ

最後に、大学数学のおすすめ参考書まとめの記事を紹介します。
当サイトで人気記事となっていますので、よければ読んでみてください。

≫線形代数(初心者向け)
≫線形代数(上級者向け)
≫集合位相
≫複素関数
≫微分方程式
≫確率論
≫関数解析
≫洋書(初心者向け)
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≫LaTeX効率化・おすすめ本

『大学数学記事まとめ』は下から!
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