ここでは、確率における独立と条件付き確率との関係について確認し、証明します。
動画でも解説しますので、よければそちらも見てください。
確率における独立
事象に対し、
が成立するとき、
互いに独立といいます。
また、事象の列から、
任意有限個の事象をとり、
となるとき、これらの事象は独立であるといいます。
独立であるときの条件付き確率
条件付き確率は、でした。
これにとが独立という条件が加われば、
例題:コイントス
コイントス(不正)で確率の独立を調べてみましょう。
問:
・Xコインは表裏共に出る確率は等しいとします。
しかしYコインはXコインと同じ面が出る確率がとなるように作られています。
また、Xコインで表が出る事象をAとし、Yコインで表が出る事象をBとします。
このとき、AとBが独立かどうか調べましょう
解:
です。
次に、
であることに注意すると、
となります。
比べると、
となりますので、AとBは独立ではないとわかります。
紹介
noteでメンバーシップをしています。
ドジソンのメンバーシップ|ドジソン
数学で中心に投稿・活動していますので、よければ参加&支援してください。
おわりに&おすすめ
最後に、大学数学のおすすめ参考書まとめの記事を紹介します。
当サイトで人気記事となっていますので、よければ読んでみてください。
≫線形代数(初心者向け)
≫線形代数(上級者向け)
≫集合位相
≫複素関数
≫微分方程式
≫確率論
≫関数解析
≫洋書(初心者向け)
≫洋書(上級者向け)
≫LaTeX効率化・おすすめ本
『大学数学記事まとめ』は下から!
dodgson.hatenablog.com