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【LaTeX】数式の場合分けで綺麗にそろえる工夫

はじめに

ここではLaTeXで数式の場合分けで綺麗にそろえる工夫を紹介。
他に似たようなモノを紹介しているサイトはありますが、どうも微妙だったので自分の方でもやろうかなと。

場合分けの例

f\left( x\right) =\begin{cases}2+x\left( 0\leq x <1\right) \\2\left( x <0\right) \end{cases}
中身はテキトーなのですが、問題はそこではなく、
場合分けが汚いです。揃っていません。
で、こんな感じになってます⇩

f\left( x\right) =\begin{cases}2+x\left( 0\leq x <1\right) \\2\left( x <0\right) \end{cases}

これを直していきましょう。
つかうのは『&』です。
数式をそろえるのは決まって&なので、知っている人もいるとは思いますが。
使い方には注意が必要です。

で、直したものがこちら。
f\left( x\right) =\begin{cases}2+x&\left( 0\leq x <1\right) \\2&\left( x <0\right) \end{cases}

綺麗に揃ってますね。
中はこんなかんじになってます⇩

f\left( x\right) =\begin{cases}2+x&\left( 0\leq x <1\right) \\2&\left( x <0\right) \end{cases}

&を入れるのは、()の前に一つだけ。
これに気を付けたら問題ないはず。
注意として、下のように、&&で数式を囲むようなことはしません。
\begin{aligned}1-\left( 1+x\right) ^{2}&=1-\left( 1+2x+x^{2}\right)& \\&=-x^{2}-2x&\end{aligned}

\begin{aligned}1-\left( 1+x\right) ^{2}&=1-\left( 1+2x+x^{2}\right)& \\&=-x^{2}-2x&\end{aligned}

以上、おわり。
他のLaTeXの記事も役に立つ(と思う)ので、よかったら見てください。
この下にリンクがあります。