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期待値と分散の求め方【離散型と連続型】

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期待値と分散の求め方

離散型(分布)と連続型(分布)で違うので確認しよう。

離散型(期待値)

離散型とは、整数のように間が飛び飛びになっているもの。

期待値は
\displaystyle E\left( x\right) =\sum _{x}xf\left( x\right)
である。

連続型(期待値)

離散型と違って途切れが無い。実数などがそう。

期待値は、
\displaystyle E\left( x\right) =\int xf\left( x\right) dx
である。
これは、全区間、もっといえば\left( -\infty ,\infty \right)での積分なので、
\displaystyle E\left( x\right) =\int ^{\infty }_{-\infty }xf\left( x\right) dx
としてもよい。

期待値+

g\left( x\right)xの関数として期待値を求めることもある。

離散型:\displaystyle E[g(x)]=\sum _{x}g\left( x\right) f\left( x\right)

連続型:\displaystyle E[g(x)]=\int g\left( x\right) f\left( x\right) dx

分散

V\left( X\right) =E\left( X^{2}\right) -E\left( X\right) ^{2}
上で求められる。
(分散)=(二乗の平均)-(平均の二乗)としてよく覚えられる。
ここで、平均は期待値にあたる。


つづく

本&参考書

記事作成にあたって(勉強で)使用したものを下で紹介する。
非常に高評価で、確率統計を勉強していくなら持っておきたい1冊だ。

また、この本では
測度論を含めて詳しく解説した伊藤清『確率論』を参考書として勧めており、記事筆者もこれで勉強している。
レベルが高いので、学部3,4年~大学院ぐらいから始めるべきだろう。

おすすめ記事

確率統計を含め、大学数学を下から勉強できる。
活用してほしい。
dodgson.hatenablog.com