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【確率論】確率変数&確率分布&分布関数(確率分布関数)&確率密度関数とは?(動画解説付き)


ここでは、確率変数&確率分布&分布関数(確率分布関数)&確率密度関数について確認します。
動画でも解説しますので、よければそちらも見てください。

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確率変数(r.v.)とは

( \Omega ,\mathcal{F})を可測空間とし、( \Omega ,\mathcal{F},P)を確率空間とする。
実数値関数X:\Omega \rightarrow \mathbb{R}において、任意のB\in \mathcal{B}に対し、
X^{-1}\left( B\right) =\left\{ \omega\in \Omega | X\left( \omega\right) \in B\right\} \in \mathcal{F}
が成立すれば、\mathcal{F}可測であり、
Xを実数値確率変数という。

上の定義より、確率変数は確率測度Pによらないことがわかる。

確率分布とは

上の実確率変数の定義により、可測空間は( \Omega ,\mathcal{F})から(\mathbb{R},\mathcal{B})に置き換えられている。
そのため、ここでは(\mathbb{R},\mathcal{B})において、( \Omega ,\mathcal{F})の確率測度Pに対応するものを定義する。

確率変数Xに対し、任意のB\in \mathcal{B}に対し、
P_{X}\left( B\right) =P\left( X^{-1}B\right)
と定義すると、この確率測度P_{X}を確率変数Xの確率分布という。

これにより、確率空間は\left( \mathbb{R} ,\mathcal{B},P_{X}\right)に置き換えられた。

分布関数とは

確率分布は、集合の関数であるが、実数上では点関数に変換できる。

確率変数Xと任意のx\in \mathbb{R}に対し、
F_{X}\left( x\right) = P_{X}( ( -\infty ,x\rbrack ) =P\left( X\leq x\right)
によって定義される関数F_{X}を確率分布関数という。
単に『分布関数』ともいう。

分布関数の性質は後の記事にまわすが、もう一つ、確率密度関数についても確認しておく。

確率密度関数とは

分布関数が微分可能である、つまり
f_{X}\left( x\right) =\dfrac{d}{dx}F_{X}\left( x\right)と表されるとき、このf_{X}\left( x\right)
確率変数X確率密度関数という。
単に『密度関数』ともいう。

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